【南牟婁郡】紀南地域の2高校を統合した三重県立熊野青藍高校が9日、開校した。御浜町阿田和の紀南校舎で開校式を兼ねた入学式があり、1期生の183人が新生活への一歩を踏み出した。
同校によると、生徒数の減少などを背景に令和5年3月、熊野市の木本高校と同町の紀南高校の統合を決定。木本校舎に普通科3学級と総合学科1学級、紀南校舎に総合学科1学級を置いた。
開校式では、一見勝之知事が詩人佐藤春夫の名言「若さは夢であり、花であり、詩である」を紹介。学生らに「若さという魅力を生かし、何か一つでも打ち込んでいただきたい」と激励した。
校名と校章が紹介された後、続く入学式で、新入生を代表し、普通科の江本陽さん(16)が「努力を怠らず、勉学やスポーツなどに励み、有意義な高校生活を送ることを誓います」と宣誓した。
1期生は普通科に111人、総合学科に72人が入学。新入生の西悠誠さん(15)は「入学の決め手は野外学習。勉強が不得意なので、1期生として恥じないよう頑張りたい」と意気込んだ。