「県民の安全守りたい」 三重県警察学校、100人が入校式

【敦澤本部長(右)に決意を述べる中山巡査(中央)=県警察学校で】

三重県警は7日、津市高茶屋4丁目の県警察学校で、4月に採用された警察官と一般職員計100人の入校式を開いた。入校生は「県民の安心と安全を守りたい」と決意を語り、県警の一員として第一歩を踏み出した。

県警によると、入校したのは18―33歳の警察官84人と事務官や技官16人。入校生は最大で約10カ月、座学や実技などを通して警察職員としての基礎を身につける。

式では、入校生を代表して敦澤洋司本部長から辞令を受け取った総代の中山雄斗巡査(33)が「良心のみに従い、不偏不党かつ公平中正に警察職務の遂行に当たることを固く誓います」と決意を述べた。

敦澤本部長は「警察活動は県民の生命、財産に大きく関わる。警察職員として必要な知識や技能を習得するため、旺盛な向上心を持って取り組んでほしい」と訓示した。

中村義弘警察学校長は「治安維持という責務を全うするには組織全体で団結する必要がある。ここで出会った同期生らと互いに協力し、困難を乗り越えるすべを身に付けてほしい」と呼びかけた。