
【亀山】三重県の亀山市と市民活動団体「はじめのいっぽ」(服部さとみ代表)は5日夜、同市若山町の市青少年研修センターで、「令和7年度日本語教室」の開講式を開いた。市内在住・在勤のブラジルやスリランカ、ベトナムなどの外国人計15人が受講した。
同教室は、12月14日までの期間、同センターで毎週土曜の夜に初級、中級、上級の3コースに分かれて、ひらがなやカタカナ、漢字などの読み書きのほか、日常生活の役に立つ日本語を指導。自分でコースを選択し、途中でコースを替えることも可能。
市市民文化部の北川明美次長は、ポルトガル語で「ボアノイチ」(こんばんは)と呼びかけ、日本語で「きょうから日本語教室が始まります。たくさんの日本語を覚えてください」とあいさつした。
ブラジルから来日して1年のジェファーソン・ソウザさん(41)は「12歳の娘と一緒に初級コースで、ひらがなとカタカナの読み書きが出来るよう勉強します」と話していた。
市によると、市内の外国人住民は3月1日現在、市内総人口4万9076人の5・36%を占める2631人。ブラジルやインドネシア、ベトナム人が多いという。