レッドブル角田は14番スタート 鈴鹿でF1日本GP予選 PPはフェルスタッペン 三重

【満開の桜の下、公式予選のタイムを競うマシンたち=鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキット国際レーシングコースで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキット国際レーシングコースで開催中の「F1日本グランプリレース」は2日目の5日、決勝時のスタート位置を決める公式予選があり、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1分26秒983で1位となり、ポールポジション(PP)を獲得した。今大会からトップチームのレッドブルに昇格した日本人ドライバーの角田裕毅は、14位でのスタートを決めた。

3段階に分けて、出走台数を絞りながらタイムを計測。規定時間内で走行した複数台のうち、一周あたりのベストタイムで競う。2位はランド・ノリス(マクラーレン)、3位はオスカー・ピアストリ(同)。

この日の観戦客は9万1000人(主催者発表)で、昨年より1万4千人増。

【多くの観戦客で賑わう会場=鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットで】

会場は多くのモータースポーツファンで賑わっており、27年ぶりの観戦という東京都都大田区の会社員菅野航平さん(35)は「F1は好きでずっとレースは見ていたが、角田選手の昇格報道を聞いて急きょチケットを取った。できることなら表彰台に乗ってほしい」、友人と3人で来たという東京都世田谷区の会社員由利寛さん(46)は「角田選手には日本人初のトップチームでの活躍を期待している。日本のF1の歴史の変換点に立ち会うことができるのは光栄」、夫婦で熱心に写真撮影をしていた東京都渋谷区の会社員髙橋トシ子さん(54)は「観戦歴は20年以上になり、もう生活の一部。今年もタイミング良く桜が咲いてちょうど良かった」とそれぞれ話した。

6日の決勝は午後2時にスタートする。