榊原温泉さくら祭り、満開の下演舞 エイサー披露や特産品販売も 津

【満開の桜の下で演舞する「エイサー伊賀琉真太鼓」=津市榊原町の湯の瀬イベント広場で】

【津】三重県津市榊原町の春の恒例行事「第28回榊原温泉さくら祭り」(同祭り実行委員会主催)が5日、同町の湯の瀬イベント広場であった。演奏や演舞、特産品の販売やキッチンカー、餅まきなどに約1500人(主催者発表)が来場した。

同所には旧久居市時代の「湯の瀬」開業時に植えたソメイヨシノやしだれ桜など約110本があり、平成10年から同祭を開催。昨年に続き日程と満開がぴたりと合った。

会場では県立久居農林高のジャムやクッキー、美杉や一身田の菓子や加工品の販売、木工体験などがあった。広場では県建設労働組合が組み上げたやぐらからの餅まきや、ライブ演奏など多彩に催した。名張市を拠点に活動する「エイサー伊賀琉真太鼓」は小2―60代の男女20人が沖縄の伝統芸能エイサーを元気いっぱい披露した。

子と孫と三代で訪れた榊原町の中西豊次さん(67)は「榊原は資源があるので若い人に参加してもらうイベントをしないともったいない。(祭りの見物のため)ファミリーが座れる場所がもっとあるといい」と話した。