コミュニティバスで花見へ 亀山市中庄町自治会の高齢者サロン 三重

【花見を楽しむ参加者ら=亀山市西丸町のますみ児童公園で】

【亀山】三重県の亀山市中庄町自治会(三谷喜雄会長)の「高齢者サロン」は3日、市内の南部ルートを運行するコミュニティバスを利用し、同市本丸町の市役所前バス停で下車し、同市西丸町のますみ児童公園に咲く桜の花見を楽しんだ後、同市御幸町の市立図書館を見学し、JR亀山駅から同バスに乗り帰宅した。

同自治会は、市が取り組む公共交通再編事業に対し、コミュニティバスの利用者が少ない地域住民に、少しでもバスの利用を促す狙いで花見と市立図書館見学を企画した。

この日は、草川照明副会長(72)の引率で20人が参加した。参加者からは「皆さんと一緒にバスに乗りながら、会話が弾んだ」「バスもいいものですね」など話していた。

市は本年度、市街地を運行する「さわやか号」と、市内の東、南、西部と野登、白川ルート、加太地区福祉バスの7路線を運行するコミュニティバスの再編事業として、一便当たり乗降者が3人未満の路線の利用率の増加に向け、検討するという。

市政策推進課交通政策グループ職員は「高齢者にとってコミュニティバスは、生活する上で必要な交通手段ととらえている。基本的には、現状路線を維持し、さらに運行本数も減少させず、地域住民の利用率を上げる方策を検討する」と話していた。

【コミュニティバスから下車する参加者ら=亀山市本丸町の市役所前バス停で】