愛好家自慢の庭を公開 5日からオープンガーデン熊野 三重

【春の花木に彩られた和田さんの庭=熊野市井戸町で】

【熊野】三重県熊野市内の園芸愛好家らが自慢の庭を公開する「オープンガーデン熊野」が5日、市内23カ所で始まる。季節の花々が彩る個性豊かな庭巡りが無料で楽しめる。5月6日まで。

市民らでつくる「くまの花いっぱいネットワーク」が主催し、今年で25回目。会場は個人宅13軒のほか、観光施設や飲食店など。目印として各会場には案内板と旗が設置してある。

市役所などで配布する、地図や見頃、庭の写真などが記されたパンフレットを基に会場を巡る。裏面のスタンプ欄を10個以上埋め、市役所市長公室に送付すると、抽選で10人に特産品が当たる。

初回から参加している同市井戸町の和田千代子さん(82)の庭では、パンジーやネモフィラなど十数種類の花が見頃を迎えている。約20年前に友人夫婦7組で、車庫の両脇に植栽したという。

今年は寒波などの影響で生育が遅く、4月末ごろまで楽しめる。和田さんは「皆さんに喜んでもらおうと、毎朝2時間かけ手入れした。自然のまま咲き誇る花々を見てほしい」と話している。