【いなべ】ダイハツ三重(四日市市北浜田町)はこのほど、いなべ市大安町高柳のイオン大安店に、福祉シェアカーを設置した。車いす利用者や買い物に行くのが難しい高齢者に利用してもらう。
設置したのは、車いすのまま乗車できる3人乗りの「タントスローパー」1台。車いす仕様車としてだけでなく、4人乗り軽自動車としても使うことができるという。15分200円で利用ができ、専用アプリ「トヨタシェア」から予約する。
移動が困難な高齢者や障害者の送迎をするいなべ市のボランティア団体「あじさいまごころ隊」(藤田進代表)などと昨年取り組んだシェアカーを使った実証実験の結果を踏まえ、設置を決めた。
同社の大久保誠人社長は「一人でも多くの人の外出促進に貢献できれば」と話した。