終戦80年記念のしだれ桜見頃 津の三重県護国神社、御朱印も

【終戦80年記念に植樹したしだれ桜=津市広明町の県護国神社で】

【津】津市広明町の三重県護国神社(奥山陽介宮司)で、2月に植えたしだれ桜が見頃を迎えている。4月1日から「しだれ桜御朱印」を30日までの期間限定で授与する。和紙の書き置きのみで1枚500円。

しだれ桜は終戦80年の記念事業の一環で「神社の新たなシンボルに」と境内南東側に植樹。高さが約8メートルあり、3月下旬に花を付け始めた。

花の咲く時季に合わせ、毎月デザインを変え手作りする限定御朱印の題材に取り入れ、神社名と日付、行書の「しだれ桜」の文字にピンク色の濃淡の桜が枝から3本垂れる春らしい絵柄になった。

【「しだれ桜御朱印」を紹介する神谷さん=津市広明町の県護国神社で】

毎回デザインと配色を担当する権禰宜(ごんねぎ)の神谷萌日さん(27)は「枝と花が重ならないよう試行錯誤し、花びらが舞う雰囲気を出した。流れるようなイメージで『しだれ桜』を行書にしたのがこだわり」と話した。問い合わせは同神社=電話059(226)2559=へ。