
【亀山】三重県の亀山市神辺地区ふれあいまちづくり協議会(松岡義大会長)が主催する「第10回太岡寺畷(なわて)さくらまつり」が30日、同市太岡寺町の旧東海道沿いの太岡寺畷で開催され、市内外から訪れた人や地域住民は、まだ二分咲きの桜の花を眺めながら花見の雰囲気を楽しんだ。
鈴鹿川左岸に沿って約2キロにわたる太岡寺畷には、約200本の桜並木が続き、桜の名所として毎年この時季、市内外から多くの人が花見に訪れている。4月6日までの期間、日没から午後9時までちょうちんを点灯し、夜桜が楽しめる。
来賓あいさつで櫻井義之市長は「今年2月には、協議会設立10周年を記念し、太岡寺畷にソメイヨシノの苗木16本を植樹した」とし、「祭りを通じて、人と人が触れ合い、地域の絆を深めてください」と述べた。
会場では、同協議会や地元企業による食べ物の出店のほか、ご当地グルメ「亀山みそ焼きうどん」の販売。キッチンカーやアクセサリー、小物雑貨を販売するマルシェ「かめまる」が祭りを盛り上げた。
松岡会長は「まだ二分咲きで満開の桜を見ることは出来なかったが、皆さん花見の雰囲気を楽しんでいた。来週末には見頃を迎える」と会場内を見守っていた。