
【鈴鹿】三重県の鈴鹿市は大阪・関西万博の出展に合わせたシティプロモーション動画を制作。28日、市公式ホームページでの公開を始めた。
市の魅力を戦力的にプロモーションする取り組みの一環として、インバウンド需要の拡大や観光誘客につなげるのが狙い。テレビ愛知企画が制作し、事業費は総額132万円。
「職人技」をテーマにした5分52秒の動画で、市に根付く「伝統とものづくり」の魅力を紹介する。
自然、文化、ものづくりの3分野で活躍する市内の6人が出演し、茶や伊勢型紙、鈴鹿墨、自動車製造などそれぞれが極める匠(たくみ)の技について語る。分野別のショート動画は各1分35秒程度。
日本語版と英語字幕版があるほか、視聴者側からもアクションを起すことができるインタラクティブ機能を備えた。
市によると大阪・関西万博では7月28―31日まで、万博首長連合企画「LOCAL JAPAN展」に、茶と茶道具の産地5市で共同出展し、日本茶で最高のおもてなしを提供するという。
同日の定例記者会見で、末松則子市長は「今後はこの動画を活用した効果的なプロモーションにより『鈴鹿』を国内外に広く発信していきたい」と述べた。