
【熊野】三重県熊野市井戸町の東紀州地域振興公社はこのほど、熊野古道・伊勢路など東紀州の自然景観を題材にした観光PR動画で、第7回日本国際観光映像祭国際部門カテゴリー別の銀賞に輝いた。
出品したのは、欧米豪の富裕層向けに開発した東紀州モデルコースを紹介する動画。御浜町の映像制作会社「LUMBERJACK」の西村司さんが監督を務め、昨秋の約1週間で撮影した。
作品は、東紀州を訪れた外国人が、伊勢路を歩いて触れた日本人の精神性や営みを、大切な人への手紙を通じて回想する4分弱の映像。馬越峠や鬼ケ城、七里御浜などの観光名所が登場する。
公社が同映像祭で受賞するのは、日本部門で優秀作品賞を取った令和3年度以来2度目。担当者は「うれしい限り。動画を見て、外国人に限らず地域の方も魅力を再発見してほしい」と話す。
同映像祭は、観光振興と映像作家の育成を目的に、平成31年度に始まった。本年度の国際部門は、国内外から1132件の応募があり、金賞に22点、銀賞には24点が選ばれた。
