▼ロータリーの意味は形容詞が「回る」。名詞は「環状交差点」。ロータリークラブの名は例会場所を輪番で提供し合った歴史に由来する
▼津ロータリークラブは創立75周年を迎え、記念奉仕事業として津市丸の内のお城前公園に津藩の初代藩主、藤堂高虎ゆかりの藤棚を寄贈した
▼記念式典であいさつした志田行弘会長は高虎公からさかのぼり、「垂仁天皇の皇女、倭姫命(やまとひめのみこと)が大和から近江、美濃をくるっと回って、うまし国の伊勢国に神宮が鎮座した。日本有数の歴史文化を誇る三重県」「思いと伝統を引き継ぎながら歩み続けたい」と呼びかけた
▼亀山市出身の一見勝之知事は「元伊勢と言えば、亀山に忍山(おしやま)神社があり、倭姫命のおい、日本武尊(やまとたけるのみこと)の陵墓がある」と引き継ぎ、75年前は「占領下にあった時代」と振り返った
▼前葉泰幸津市長は「復興途上でしたね。財政が苦しく、ボートレースを始めた。復興に向け市立短期大学を創設した。まちの姿は着実に変わる」と述べ、津駅「チャム」や西口ロータリーに言及
▼「ロータリー」関係の話が続いた。この新聞はロータリープレス(輪転機)で刷った。