
【鈴鹿】三重県の鈴鹿市議会(池上茂樹議長)は25日、鈴鹿亀山地区広域連合のあり方について「解散も含めた抜本的な見直し」を求める提言書を市に提出した。
同広域連合は鈴鹿、亀山の2市で構成し、介護保険事業業務全般などを中心に担う。
地域特性の違いで足並みがそろわないことや市独自の介護保険事業を効果的に推進できないことなどの課題があり、同市議会は鈴鹿亀山地区広域連合検証特別委員会を設置。昨年6月から8回の会議と行政視察を通し、「早急に解散も含めた抜本的な見直しが必要」とする報告書を10日に市議会へ提出した。
この日は池上議長が末松則子市長に提言書を手渡し、「早急に解散を求める声も多くあった」と話した。
市に提出した提言書では見直しとともに、費用対効果の検証やサービス利用者、事業者に不利益がかぶらないよう要望する。
末松市長は「提言内容を踏まえ検討を進めていく。亀山市とも協議していきたい」と答えた。