水墨画五人会が会心作展示 茶畑や滝、10年の軌跡 四日市・三重

【作品を紹介する会員ら=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市市の水墨画愛好者5人で組織する「水墨画五人会」(平出恒志代表)は26日、同市安島の市文化会館第4展示室で、「第4回作品展」を開いた。自由テーマの作品14点を展示している。27日まで。

同会は、「三重水墨画会」の四日市在住メンバー5人で令和4年に創設した。平出代表(80)と中西宜洋さん(84)、後藤栄樹さん(81)、黒木健二さん(76)、芝田明美さん(77)の5人。

四日市市水沢町の高台から一面の茶畑を望む「おーいお茶」、御在所のシンボル蒼滝のかつての姿を描いた「蒼瀧」、水墨画を始めた初期作品「習作Ⅰ」から近作「枯渇」まで10年の軌跡となる3点など、墨の濃淡で生き生きと表現した作品が並ぶ。

平出代表は「画歴10年余の仲間たちの会心作がそろった。水墨画の魅力を多くの方々に伝えたい」と話していた。