
【尾鷲】三重県尾鷲市中井町の尾鷲観光物産協会は26日、市特産品を詰め合わせた「尾鷲まるごとヤーヤ便」令和7年度版の販売受け付けを始めた。刺し身など海産物を中心に計27品を届ける。
協会によると、旬の特産品を通じて市の魅力を発信しようと、平成21年度に始めた。コロナ禍の「巣ごもり需要」で利用者が増え、令和3―4年度は千件以上の申し込みがあったという。
来年度版は、市内26事業者の売れ筋1位商品を四季に合わせ年4回届ける。カツオ生節やジャム、有機甘夏など各回6―7品のほか、地域情報紙「尾鷲がんばんりょる新聞」も送られる。
うち一便を常温商品のみに設定することで、16年ぶりの値下げ(下げ幅3千円)が実現した。追加料金でさんまずしや尾鷲ヒノキのコースター、純米吟醸酒「ヤーヤ」など32品も購入できる。
この日、市役所でキックオフ発表会があり、協会員らが来庁。協会の湯浅しおり理事長は「物価高騰の中、あえて値下げに挑戦した。尾鷲に来てもらえるような仕組みを作りたい」と話した。
税込み2万5千円。ふるさと納税の返礼品(納税額6万3千円以上)でも選べる。申し込みは6月22日まで。各回で異なる配送先を指定できる。問い合わせは協会=電話0597(23)8261=へ。