
【津】三重県津市榊原町の温泉旅館「湯元榊原館」の前田諭人社長(35)がこのほど、同市本町の伊勢新聞社を訪れ、同館で4月―9月に全6回の予定で開催する歴史講座「みえを知る旅7」をPRした。
三重の歴史や文化の研究者の講話と同館の温泉を合わせて楽しむ企画で令和4年に開始し7シリーズ目。
開催日とテーマ、講師は①4月28日「古墳時代ー伊賀成立前夜」清山隆(伊賀市教委文化財係)②5月26日「国宝となった松阪宝塚1号墳の“はにわ”」福田哲也(松阪市文化財センター所長)③6月16日「三井高利と越後屋商法」門暉代司(松阪歴史文化舎理事長)④7月14日「〈街道文化遺産〉としての日本最古の紙幣『山田羽書(はがき)』ー地域通貨からみた近世三重の経済の仕組み」千枝大志(中京大大学院等非常勤講師)⑤8月18日「木下長嘯子(ちょうしょうし)と芭蕉」岡本聡(中部大人文学部教授)⑥9月22日「上富良野開拓の草分け 田中常次郎から吉田貞次郎へ」浅生悦生(三重郷土会常任理事)。時間はいずれも午前10時―正午。
関連企画として、6月14日に伊賀市を巡るバスツアーを実施する(別途料金が必要、詳細は第一回時に案内)。
前田社長は「これまでの36回からさらに派生し地域の深掘りを進めたい。新しい方が入りやすいよう、これまでの回のデータ化も検討したい」と話した。
定員先着70人。参加費は6回一括7500円で同館の日帰り温泉「湯の庄」利用券が付く。希望者は同館ファクス=059(252)0792=で申し込む。締め切りは4月18日。問い合わせは同館=電話059(252)0206=へ。