伊勢湾一望の新展望台 伊勢志摩スカイラインに完成 天候良ければ富士山も 三重

【新展望台「伊勢湾が全部見える丘」からの景色を紹介する槇山社長=伊勢市で】

【伊勢】三重県伊勢市と鳥羽市を結ぶ観光道路「伊勢志摩スカイライン」の朝熊山頂付近に、新たな展望台「伊勢湾が全部見える丘」が完成した。

山頂付近にある遊歩道「さんぽ道」を300メートルほど進んだ先、以前は「勘吉台」と称した場所に整備。雑木を伐採するなどして、伊勢湾を一望できる展望スポットにした。広さ約900平方メートル。伊勢平野や海に浮かぶ鳥羽の離島の景色が広がり、天候条件が良ければ愛知県の伊良湖岬、富士山も眺望できるという。スカイラインの展望台は4カ所目。

スカイラインを運営する三重県観光開発(津市)が24日、新しい景観マップや看板の除幕式を開き、完成を祝った。同社の槇山雅史社長は「晴れた日には、名に恥じることのない、伊勢湾を見渡す景色が楽しめる。訪れた人に眺望を満喫していただきたい」と話した。

現在、新展望台完成を記念したフォトコンテストを開催。スカイラインを利用して撮影した写真を募集している。応募締め切りは8月31日。優秀作品には、松阪肉や伊勢志摩銘菓が贈られる。

問い合わせは同社=電話059(226)6752=へ。