
【鈴鹿】4月4日に開幕する「F1日本グランプリレース」を前に、会場となる三重県鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットで24日、四日市河原田町の県立四日市農芸高校農業科学科施設園芸コースの新2、3年生計19人が、花壇の花を植え替えた。
レース観戦客へのおもてなしとして毎年、授業の一環として取り組んでいる。
グランドスタンド前の花壇、約30平方メートルを使用。今回は桜の花や花びらの絵とともに「SUZUKA 2025」の字が入ったデザインで、新3年生の須藤優月さん(17)が考案した。
同学科の37人が1人1点ずつアイデアを出し、「桜のデザインがF1らしい」などの理由で同サーキットが選んだ。
生徒らはデザイン画に沿って、ペチュニアやキンギョソウ、マリーゴールドの花苗約1500株を使い、全体のバランスや花の高さを考えながら、約2時間半かけて丁寧に植え替え作業をした。
須藤さんは「桜の花をたくさんの色で表現した。日本らしさを感じてもらえれば」と話していた。