
三重県警は24日、春の人事異動を発令した。同日、新設した留置管理課の発足式を開き、難波正樹本部長は「事故を起こさない体制を構築してほしい」と話した。
県警によると、同課は他県の留置施設で不適正事案が相次いだことなどを受け、総務課内の留置管理部門を格上げして設置された。人員を10人増員し、県内各署の指導などに当たる。
この日、課員15人全員が参加した発足式で、難波本部長が臼井大造課長に辞令を手渡し「留置部門の強化は県警の重要課題。課員が一丸となり、職務にまい進してほしい」と訓示した。
臼井課長は「留置管理部門の中核として、業務の重要性を肝に銘じ、被留置者の人権を尊重した適切な処遇や施設の適正な管理運営に務める」と決意を述べた。