
三重トヨペット(津市)は22日、津市北河路町のメッセウイングNWHでeモータースポーツの大会「グランツーリスモ『BTF カップ』2024決勝大会」を開いた。予選を勝ち抜いた「U―12の部」と「一般の部」計32人が最強プレイヤーの座を争った。
同大会は車のファンづくりとeスポーツを通じた地域活性化などを目的に昨年度から始まり、今回で二回目。昨年10月から今年2月まで三重トヨペット17店舗で予選会として、プロの自動車レースを疑似体験できるリアルシュミレーター(グランツーリスモ7)を使用したタイムトライアルイベントを開き、「U―12の部」と「一般の部」の代表を決定した。
店舗番号の入ったユニフォームを着用した選手は司会から名前が紹介されると、ピースやガッツポーズなどパフォーマンスをしながらレッドカーペットの上を歩いて入場。U―12の部は鈴鹿サーキット(鈴鹿市)、一般の部は富士スピードウェイ(静岡県小山町)を再現したコースでタイムや順位を争った。

レースの模様は予選会を実施した三重トヨペット全店に同時中継され、ゲストのレーシングアナウンサー多賀稔晃さんが実況や解説でレースを盛り上げた。
U―12の部では津垂水本店代表の土井稜平選手、一般の部では鈴鹿神戸店代表の長谷川彰弘選手が優勝。表彰式では三重トヨペットの川喜田雅則副社長から各部門上位三人に尾鷲ヒノキで作られた表彰盾などが贈られた。
川喜田副社長は「前回負けたのが悔しくて再挑戦してくれた人が結構いてうれしかった。みんなが高め合えるeモータースポーツのクラブチームと成果を披露できる決勝大会をそろえていければ」と話した。