昨年3月、三重県松阪市でパトカーが追跡中の軽トラックに衝突した事故で、津地検は21日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで書類送検された松阪署の男性巡査部長を、起訴猶予により不起訴処分とした。
地検は不起訴の理由を「事実は認められるものの、関係各証拠および諸般の事情を総合的に考慮して判断した」としている。
また、地検は同日、道交法違反(酒酔い運転)の疑いで書類送検された、軽トラックを運転していた男性=当時(55)=を、容疑者死亡で不起訴処分とした。
県警によると、昨年3月28日未明、同市垣鼻町の市道で、パトカーに追跡されていた軽トラックが電柱にぶつかり、直後にパトカーが衝突。軽トラックを運転していた男性が死亡した。