
【南牟婁郡】4月の春季リーグ戦開幕を前に、熊野市長杯大学女子ソフトボール大会が20日、三重県熊野市と御浜町の8会場で始まり、全国の24校32チームが優勝を争っている。24日まで。
市などでつくる実行委員会が毎年開き、今年で19回目。昨夏の全日本大学女子選手権で初優勝した山梨学院大(山梨)や、昨年同時優勝した4校など、13都府県の強豪校が集結した。
21日2戦目、県勢4人を擁するIPU・環太平洋大A(岡山)は日体大B(東京)と対戦。先発の磯部希光=2年、津商=は低めの直球と変化球がさえ、七回無失点の好投を見せた。
打線は六回表、安打に敵失も絡み無死満塁の好機を作るも、三振や遊ゴロで無得点。均衡が破れたのはタイブレークの八回表、左中間を破る2点適時打で先制し、そのまま勝利した。
IPUはこの日、寺谷総合公園(御浜町)で2連勝し、初日の2戦含め現在4戦全勝。磯部は「先発でも中継ぎでも任された場面で腕を振り、チームの優勝に貢献したい」と話した。