倉田さん、絵画初個展 20年間で描いた23点 三重・津

【作品を紹介する倉田さん=津市中央の三重画廊で】

【津】三重県津市の倉田ひとみさん(62)は19日、同市中央の三重画廊で絵画の初個展を開いた。油彩を中心にこの20年に描いた作品23点を展示販売している。23日まで。

倉田さんは旧多気郡勢和村(現在の多気町)出身で結婚後は津市に住む。子育てが一段落した約20年前に好きだった絵を描き始め、2年間の通信講座を経て現在は文化センターで津市の坂本泰漣氏に師事。「日本の自然を描く展」などに出品しており、念願の初個展を開いた。

初めての油彩画「夏野菜と麦わら帽子」、自転車の子らが田園の道を走る「空へ」、自身の小学校をイメージした「校庭」、さまざまな虫たちが登場する「運動会」など水彩や色鉛筆など多様な画材で表現している。

倉田さんは「描くことは我慢してしんどい時もあるがうまくいった時がうれしい。しまってあった作品を皆さんに見てもらえてうれしい」と感想を話した。