皇學館大で卒業式、687人が新たな一歩

【河野学長(左)から学位記を受ける卒業生=伊勢市の皇學館大学で】

【伊勢】三重県伊勢市の皇學館大学で18日、卒業式が開かれ、大学院生を含む687人が、新たな道へ一歩を踏み出した。

659人の学部生が卒業を迎え、18人が修士・博士課程を修了、10人が神職の資格を得るための神道学専攻科を修了した。

式では、各学科の総代や成績優秀者らが壇上に上がり、河野訓学長から学位記や賞状を受け取った。河野学長は式辞で「大学で身につけた課題解決力や人間関係など、学んだ全てを大切にし、進取の気概で人に尽くしてもらいたい」とはなむけの言葉を贈った。

現代日本社会学部を卒業した山下真緒さん(22)は、学生らでつくる「大学生テレビ局」での活動を振り返り「取材を通しコミュニケーション力や、最後までやり遂げる力を学んだ。映像制作の会社で、地方を元気にする作品をつくりたい」と話していた。