阿田和駅舎跡地、公共事業で活用 御浜町議会で町が意向

【南牟婁郡】三重県の御浜町は18日の町議会一般質問で、JR阿田和駅舎の建て替え方針について、将来的に公共事業で駅舎跡地を活用する意向を示した。JR東海に対し、回答期限の3月末をもって通知する。宇城公子議員=無所属=への答弁。

老朽化が著しい同駅舎を巡っては、同社が昨年7月、町に建て替え計画を通達した。同社が待合所を設ける案、町が公共施設の機能を有する駅舎を整備する案の2つを提示。町は待合所の方針を固めたが、町民が余剰地の活用を求めていた。

大畑覚町長は「住民らの跡地活用を望む声は多い」とし、昨秋に発足した町民団体「阿田和の駅を考える会」と協議を重ねていると報告。活用方法や時期は未定とした上で「JR東海との折り合いや財源を検討する必要がある」と答弁した。