
【北牟婁郡】三重県紀北町の絵画講師、家崎なつ子さん(36)の個展「美味しそ~!な食べもの展」が23日まで、同町中里の海山郷土資料館で開かれている。食品類を精巧に描いた水彩画などが来館者を楽しませている。
家崎さんはコロナ禍で時間ができた令和2年8月、趣味の一環として絵画制作を始めた。色使いと豊かな表現力で才能が開花。現在は同町相賀のコミュニティーセンターで小学生向けの絵画教室などを展開している。
個展ではピザや目玉焼き、リンゴなどを水彩や色鉛筆で表現した約30点が並ぶ。鉄板や具材を忠実に描いた「豆腐ステーキ」から、淡い色味に遊び心を加えた「隠れているのは誰だ?」まで幅広い作風を味わえる。
家崎さんは「誰もが一度は口にした身近な食品を並べている。楽しんで見ていただきたい」と話している。午前9時―午後4時半。入館無料。