ミツマタの花楽しみ歩く 亀山の天空の森、県内外から100人 三重

【群生するミツマタの花を楽しむ参加者ら=亀山市安坂山町の「天空の森」で】

【亀山】三重県亀山市野登地区の住民らが中心の市民団体「みつまたを愛する会」(松井隆幸会長、20人)は15、16の両日、「天空の森みつまたウォーキングツアー」を開催し、桑名や四日市、津市などのほか、京都や愛知県など県内外から2日間で約100人が参加した。

参加者らは、亀山市安坂山町の石水渓野外研修施設を発着点に、同町地内の新名神高速道路高架下にある「天空の森」まで片道約3キロを歩き、同森に咲く約3500本の黄色い花「ミツマタ」を楽しんだ。

市内の69歳の女性は「津市内の友人2人を誘って、初めて来ました」とし、「話には聞いていたが、これほどのミツマタは初めて見ました。参加してよかった」と話していた。

松井会長は「今年は2月が寒くて、花の咲き始めが遅かった。日本産に比べて中国産のミツマタの花が満開を迎えている。来週には、日本産も咲き誇る」と見守っていた。同会は、新名神高速道路の高架下を「天空の森」と命名し、平成26年から毎年、市民らも参加してミツマタの苗木を植樹している。