
バレーボールVリーグ男子で、プレーオフ進出を決めている西地区暫定首位のヴィアティン三重はレギュラーシーズン最終戦の16日、亀山市野村2丁目の西野公園体育館で自力優勝を懸けて、暫定2位のフラーゴラッド鹿児島と対戦し、セットカウント2―3のフルセットで敗れた。
両チーム既に西地区2位以内とプレーオフ進出を決めており、残る焦点は地区優勝争い。レギュラーシーズンを通算成績25勝3敗で終えるヴィアティン三重に対して、22、23日に2試合を予定するフラーゴラッド鹿児島の通算成績は23勝3敗となり、地区優勝の行方はフラーゴラッド鹿児島の試合結果次第となった。
V1のFC東京で主将経験もある33歳のOP長友優磨ら経験豊かな選手を多く擁するフラーゴラッド鹿児島に対して、ヴィアティン三重は大卒3年目のOH鳴海宏太主将ら若手中心の布陣で、2セット先取されてから第3、第4セットを取り返した。
フルセットに持ち込んだ選手の粘りを「結果的に負けたが強い気持ちで戦ったことはねぎらってあげたい」と話す倉田真監督。「勝負どころで経験の差が出た」と悔しそうな鳴海主将は「プレーオフは一発勝負。もう一度気持ちを入れ直す」と月末から始まるプレーオフを見据えた。