「私を含めて猛省」と知事、条例案の誤表記、再発防止を指示

【定例記者会見で、条例改正案の誤表記について説明する一見知事=県庁で】

一見勝之知事は14日の定例記者会見で、県議会に提出中の土砂条例改正案に誤りがあったことについて「猛省しなければならない」と述べ、総務部に再発防止を指示したことを明らかにした。

一見知事は「県民の権利や義務を規定する条例は、より厳しいチェックが必要。私も含めて決裁しているので、誤りに気付かなかったことは猛省をしなければならない」と述べた。

その上で「議会にご迷惑をおかけしている。議会や県民におわびする」と陳謝。「再発防止が大事。チェック項目をより詳細にするなどし、二度とないようにしていきたい」と述べた。

法務・文書課は条例策定時に確認する項目をまとめた一覧表に罰則規定の項目を新たに設けるなどし、再発防止を図る。この表は課内だけで使用していたが、今後は各部局に配布する。

土砂条例の改正案を巡っては、罰則規定に「罰金」とすべきところを誤って「過料」と表記したことが議会への提出後に判明。環境共生局が13日の環境生活農林水産常任委員会で報告した。