
【松阪】三重県中小企業家同友会中勢支部の3月例会が11日、松阪市中央町の松阪フレックスホテルであり、同市和屋町の麺類製造販売業「かいだ食品」の渡邉将教専務が講演した。同会のメンバーやオブザーバーら約70人が聴講した。
渡邉専務は伊勢うどんをメインに製造し来年で創業100年を迎える同社の4代目として平成24年に入社。新商品の開発や全国各地での営業・市場開発に携わっている。
今回「ただ今、絶賛、もがき中!」というタイトルで講演した。自らが会社を変えるために入社した経緯、令和四年に同友会へ参加したいきさつを説明。経営が苦しい状況での苦悩や葛藤を振り返り「売っているものは何か、なぜ経営者をしているのか、成し遂げたいことは、などいろんなことを自問していた」と語った。
同会が開催する経営指針成文化セミナーに参加し、2年かけて完成させた第30期経営指針書を基に、同社が20年・30年先を見据え成長するための計画を「皆さまを従業員さんだと思ってお話しします」と前置きし、自社内に先立ち発表した。
発表では「お客様の心をわしづかみにする麺づくりで、喜び・幸せ・安心を提供します。」という経営理念への思いに始まり、整理整頓の行動規範、認知度向上を通じた全国への販路拡大などビジョンを説明。高齢化やコメの価格上昇の外的要因に触れつつ、具体的な数値や課題改善案を挙げつつ中長期的な経営目標を提示した。
渡邉専務は「この2年間でほんの少し浮上することができたが、まだまだやらなければいけないことがたくさんある。推し活される企業を目指す中で今後に注目していただき、応援してほしい」と締めくくり、意見交換した。