伊勢新聞

増田さんネコの水彩画 伊勢で「ねこのいる毎日」作品展

【ネコの水彩画の個展を開いた増田さん=伊勢市宇治今在家町の「絲松」で】

【伊勢】ネコの絵を専門に描く増田直美さん(51)=津市=の初個展「ねこのいる毎日」が、伊勢市宇治今在家町のセレクトショップ「絲松(いとまつ)」で開かれている。

増田さんは、ネコの耳やしっぽなど体の一部を描く「ねこ萌えパーツ画家 sola(ソラ)」として活動。会場には、自身の愛猫や知人の飼い猫などをモデルにした水彩画20点を展示した。鼻や足などに焦点を当てた小さな色紙サイズ作品のほか、寝そべったり、じゃれたり、ネコの日常の姿を柔らかな色合いで表現した作品が並ぶ。

幼少期から人と話すことが苦手だった増田さん。小学5年生ごろ、ネコと出会い、描くことを楽しむようになったという。2年前、友人のために描いた絵をきっかけに本格的に創作に取り組み、昨年春、勤めていた会社を退職し、画家として活動を始めた。「毛の質感やぬくもり、そこにネコがいるような存在感を楽しんでもらえたら」と話していた。

展示は、22日までの木、金、土曜日(正午―午後4時半)。