30期会が最後の作品展 四日市、会員の歩みや愛蔵品も 三重

【会員らの愛蔵品が並ぶコーナー=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県の四日市市民大学熟年クラス修了生でつくる30期会(松村介会長)は13日、同市安島の市文化会館で最終回となる「第9回作品展」を開いた。会員20人と講師3人による水墨画や書道、俳句、俳画、銅板工芸の5部門と自由作品合わせて115点を展示している。14日まで。

墨の濃淡で生き生きと表現した水墨画「鷹」、繊細に刻んだ銅板工芸「七福神」、自作句に絵を添えた俳画などが並ぶ。平成28年からの会員らの歩みを記録した「思い出のアルバム」や「活動報告」「会報」を並べたコーナーもある。

特別企画「私の心に残る愛蔵品」コーナーには、3年がかりで満願成就した西国三十三霊場の御朱印帳や、仏・パリで一目ぼれして買い求めたフランス人形など、会員が持ち寄った、それぞれのお宝が展示されている。

松村会長(75)は「最後の作品展になりましたが、今後は個々に活動を続け、発表していきたいと思っています」と話していた。