【亀山】三重県亀山市加太板屋の市立加太小学校(武内早奈美校長)は12日、同校創立150周年を記念し、同校で「植樹祭」を開き、校庭に高さ約1・5メートルのサクラの苗木15本を植樹した。
市内の中山間部に位置する同校は明治8年3月7日、嶋之川原学校と市場学校(下加太)として設立。その後、同12年12月12日、加太学校となり、この日を現在の加太小学校の創立記念日としている。
この日は、全校児童31人と加太保育園年長園児7人のほか、PTAや地域住民ら計31人が15カ所に分かれて植樹した。
六年生の大澤快成さん(12)は「150周年の記念となる植樹祭に参加できて、いい思い出になった」、昭和37年度卒業生の青新一さん(75)は「当時は一学年に45人の児童がおり、にぎやかでした。年々児童数が減少しているのが寂しい」と話していた。