万博機会に県内誘致を 関西大阪三重県人会、大阪で顧問・役員会議

【あいさつする村田会長=大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で】

関西大阪三重県人会(会長・村田吉優サイネックス社長)は11日夜、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で顧問・役員会議を開き、10月18日にシェラトン都ホテルで「関西三重県人の集い」を開催することなどを盛り込んだ令和7年度事業計画や収支計画案など4議案を承認した。

村田会長はあいさつで、来月開幕する大阪・関西万博について「三重県ブースがすごいらしい。三重県庁が全力で取り組んでいるのでぜひ見に行ってほしい」と呼びかけ、10月に開催される「関西三重県人の集い」については「万博が終わったらすぐ開催されるので、万博の思い出とともに大いに盛り上げていきたい」と話した。

【県政トピックスについて話す一見知事=大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で】

最高顧問の一見勝之知事は最近の県政トピックスとして、みえ応援ポケモン「ミジュマル」と連携した観光振興策を紹介したほか、コロナ後のインバウンド回復率が都道府県最下位だったことに触れ、「大阪や京都にはたくさんの外国人がいてにぎわいがある。三重県にも外国人に来てもらうため、みなさんの力をお借りしたい」と協力を呼びかけた。

県政策企画部の小見山幸弘部長から大阪・関西万博の三重県の取り組みについて説明があり、関西パビリオン内に出展される三重県ブースのテーマや展示内容のほか、9月22日に開催される三重の祭りをテーマとしたイベント「MIEフェスティバルinEXPO」など万博での県の催事も紹介。「大阪・関西万博の機会をとらえて三重の魅力を強力に発信し、県への誘客を図っていきたい」と話した。

懇親会では京都三重県人会名誉会長で前参議院議員の二之湯智氏による乾杯の後、県出身の落語家、林家菊丸さんと桂二乗さんの掛け合いや県特産品などが当たる福引大会などで会場は盛り上がっていた。