サイバー犯罪防止に貢献 鳥羽商船高専に感謝状 啓発活動や動画制作 三重

【脇谷課長(右端)から感謝状を贈られた(左2人目から)島田さん、濱口さん、荻田さんら=鳥羽市の鳥羽商船高専で】

【鳥羽】「サイバー防犯ボランティア」として三重県警と連携して活動し、サイバー犯罪の被害防止に貢献したとして、県警サイバー犯罪対策課は10日、鳥羽商船高等専門学校(鳥羽市)の学生チームに感謝状を贈った。

県警は犯罪被害防止のための教育活動、広報啓発活動、サイバーパトロールなどを行う同ボランティアを募集し、1月末現在で9団体の101人、個人20人の計121人を登録。同校では、情報機械システム工学科3年の濱口龍輝さん、荻田龍斗さん、同2年の島田創多さんが昨年から活動している。

3人は研修会や伊勢・鳥羽市の商業施設での啓発活動に参加したほか、同ボランティア広報啓発コンテストにも参加し、偽サイトに誘導してクレジットカード情報などを盗む「フィッシング」対策の動画制作に挑戦。3人が所属する研究室の白石和章教授や同課のアドバイスを受けながら、30秒の動画に仕上げた。

同課の脇谷和忠課長らが同校を訪れ、感謝状を贈呈。脇谷課長は「作ってもらった動画を活用し、フィッシング被害が出ないように努めていきたい」、3人は「これからも地域での啓発活動を続けていきたい」と話した。