
【四日市】三重県内で66カ所の学童保育所「日の本クラブ」を運営する社会福祉法人「日の本福祉会」(福士英実理事長、四日市市松原町)は9日、同市日永4丁目の日永カヨー1階中央広場で、同法人が独自に開発したオリジナル武道「あらたま剣術」の体験会と万博予選大会を開いた。同法人によると、「あらたま剣術」は刀に見立てた、当たっても痛くないバルーンを本物に模した柄に差し込んで使用し、防具は不要で、大人からこどもまで気軽に楽しめるという。「日の本クラブ」でも児童らが楽しみながら和の心を学んでいるという。
同法人は日本の心や武道を世界に発信したいとの思いから大阪・関西万博の一般参加催事の募集に応募し、昨年6月に「あらたま剣術」の出展が内定。7月27日に万博のステージで「あらたま剣術」の大会が開かれ、優勝者が決まる予定で、この日は万博出場権をかけた地区予選大会も開かれた。予選では四日市市・菰野町エリアの「日の本クラブ」で勝ち抜いた児童らが白熱した試合を行い、低学年の部で古市健太君(9)、高学年の部で吉田也麿人君(12)が万博出場の権利を手に入れた。
体験会では、買い物に訪れていた家族連れらも楽しく参加し、初めて体験した児童らは所作に戸惑いながらも、武道を体験できたことに満足した様子だった。