「県伝統工芸士」に7人認定 桑名盆や尾鷲わっぱなど 三重

【一見知事(中央)から認定証を受け取った6人=県庁で】

三重県は11日、桑名盆や尾鷲わっぱなどの制作を手がける県内の7人に対し、高度な技術を持つ工芸士などを認定する「県伝統工芸士」の認定証を交付した。

認定を受けたのは、山本翠松(桑名盆)▽森一蔵(桑名萬古焼)▽賀来智子(なすび団扇)▽畑井和也(伊勢玩具)▽金子英郎(伊勢の神殿)▽世古効史(尾鷲わっぱ)▽中川忠峰(伊勢の根付)―の7氏。

県伝統工芸士の制度は伝統産業の振興や次世代への継承などを目的として、昨年10月に創設された。同月から同11月にかけて10人から応募があり、有識者らによる審査を経て7人を選んだ。

この日、県庁で認定証の交付式があり、一見勝之知事が7人のうち6人に認定証を手渡した。一見知事は「一つ一つの工芸品が三重の誇り。ぜひ後継者を見つけ、次世代に魅力を伝えてもらいたい」と語った。