独り暮らし高齢者に弁当を 四日市の地域ボランティア「あったか訪問」 三重

【味ご飯を盛り付ける中学生ボランティアら=四日市市釆女町の内部地区市民センターで】

【四日市】三重県の四日市市内部地区社会福祉協議会は9日、地域ボランティア「虹の会」(田中英子会長)と連携して、手作り弁当を届ける「あったか訪問」を実施した。地域の70歳以上の独り暮らし高齢者宅など255戸に、「お元気ですか、寒さもゆるみ始めましたね!」のメッセージを添えた春の彩り弁当を届けた。

「あったか訪問」は、33年前から年3回実施している。同市釆女町の内部地区市民センターで、虹の会会員13人が調理し、内部中学校の生徒6人と教諭2人が盛り付けを手伝った。献立は「味ご飯」や「エビフライ」、「ヒジキの煮豆」など7品。弁当には、同中福祉部の生徒らが作ったランチョンマットが添えられた。

会員と中学生が作業を分担し、彩りよく盛り付けた弁当を民生委員がそれぞれの受け持ち地区の高齢者に届けた。1年生の西村裕生さん(13)は「楽しく盛り付けができた。高齢者の方々に喜んでもらいたい」と話していた。