伊勢新聞

成美小校区でごみ拾い 住民ら300人、防災体験も 三重・津

【拾ったごみを分別する参加者=津市久居新町の市立成美小で】

【津】三重県津市久居成美地区の環境イベント「第26回成美クリーンウオーク」(成美地区体育振興会主催)が9日、市立成美小校区であった。子どもから高齢者まで地域住民約300人が自宅からごみを拾って歩き、同小で分別。校庭では防災体験や抽選会があった。

参加者はごみ袋と火ばさみを手に、家族や近隣住民らと通学路のごみを拾って歩いた。到着後は容器プラスチックや金属など8種類に分別した。

小1と小2の子と参加した長木景子さん(42)は「去年から参加している。親子で通学路をきれいにするいいイベントだと思う」と感想を話した。

行事に合わせ防災への意識を高めてもらおうと、今年は起震車や水消火器の体験、地下の緊急貯水槽からの給水実演、消防署員によるAED(自動体外式除細動器)の説明などを実施。同小3年の丸尾奏さん(9つ)は「ごみを拾うのも防災体験も楽しかった。AEDをいつ、どう使うか聞けて良かった」と述べた。

運営委員長の福岡健司さん(67)は「地域の協調が一番なので、同じ目的で顔を合わせ集まる意義は大きい」と話した。

【消防署員(右端)からAEDの説明を聞く参加者=津市久居新町の市立成美小で】