
【津】三重県津市の芸能団体が一堂に会する「第11回郷土芸能ふれあいフェスティバル」(同実行委員会主催)が9日、津市白山町の白山総合文化センターであった。津郷土芸能連絡協議会会員と開催地の白山地域の文化団体など計23団体が舞台や中庭で発表した。ロビーでは地域の物産を販売し、昨年より約500人多い約1880人(主催者発表)が来場した。
平成23年から各地区を巡回。コロナ禍の中断を経て昨年10地区を一巡し、今回が二巡目の初回となった。
市立白山中吹奏楽部の演奏を皮切りに歴史あるしゃご馬や唐人踊り、迫力ある太鼓演奏や安濃津よさこいなどがあった。ビッグバンド「JazzBandHAKUSAN」は地元の三つのコーラスグループと「東京ブギウギ」などで協演した。
司会を務めた私立青山高の放送部員は各団体の登場前に活動内容や見どころをインタビュー。市内の女性(79)は「一堂に見られるいい機会」と感想を話した。
小渕徹夫実行委員長(84)は同フェスの意義について「10地域を巡回することで広く多くの方に見てもらえる。一堂に会することで互いに刺激を受け、伝承につながる」と述べた。