冷蔵機能の安置室検討も 鈴鹿市斎苑改築で環境部長 三重

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市議会2月定例議会は10日、本会議を再開。田中通(鈴和)、市川昇(市民の声)の2議員が一般質問した。

この中で、老朽化に伴い令和7年度に策定を予定する市斎苑の改築計画について、山中敏孝環境部長は「必要な火葬炉数の算定のほか、冷蔵機能を備えた安置室の設置の必要性についても検討していく」と答弁した。市川議員の質問に答えた。

市によると、同斎苑は6基の火葬炉で1日最大12件の火葬をする。令和5年度は年間2166件の火葬があり、1日当たりの平均は6・1件で、増加傾向にあるという。

1月中旬から下旬にかけては、過去5年間で最大となる260件の火葬予約が集中し、1週間程度待つ状況が生じた。

そのほか、鈴鹿亀山地区広域連合検証特別委員会は、同広域連合のあり方について「早急に解散も含めた見直しが必要」などとする検証結果を報告。

市は事業費の精算などにより、5億6308万6千円を減額する令和6年度一般会計補正予算案など、追加の5議案を上程した。