
【亀山】三重県の元亀山市収入役で死亡叙勲を受賞した、故草川徹氏(享年79歳)の遺族で長男の草川貴紀さん(55)=同市阿野田町=は9日、同市若山町の市歴史博物館を訪れ、叙勲「瑞宝双光章」の勲記と田中亮太前市長からの感謝状、櫻井義之市長からの表彰状のほか、収入役に選任された辞令の計4点を同館に寄託した。
草川氏は、昭和36年に市職員に採用され、主に総合政策分野の第一人者として手腕を発揮。平成17年度から21年度まで4年間、収入役を務め退職した。シャープ等液晶関連企業の市内誘致や平成の新市合併に尽力した。
貴紀さんは「父の生前の市政への功績を思い出していただき、市民の目の触れる機会にしていただきたいと考え、歴史博物館に寄託した」、同館の小林秀樹館長は「亀山の現代史の資料として活用します。大切に扱います」と感謝した。