伊勢新聞

伊勢志摩誘客ロゴ披露 15年遷宮、観光キャンペーン おかげ横丁でキックオフイベント 三重

【「いせしませんぐう旅」のポスターを手にする橋爪志摩市長(前列右から2人目)や首長ら=伊勢市の神宮会館で】

【伊勢】令和15年の伊勢神宮式年遷宮に向け、三重県の伊勢志摩観光コンベンション機構などでつくる実行委員会は、伊勢志摩地域への誘客を図る観光キャンペーン「いせしませんぐう旅」を展開する。伊勢市の神宮会館で8日、同機構会長の橋爪政吉志摩市長らが会見し、事業のロゴなどを披露した。

遷宮を契機とした観光の活性化を目指し、同機構を構成する伊勢、鳥羽、志摩各市と南伊勢、度会、玉城各町、観光団体、地元企業など官民の33団体で実行委員会を組織。「いせしませんぐう旅」と銘打ち、令和15年まで、誘客に向けたプロモーションや都市圏でのPR、周遊キャンペーン、WEBでの情報発信などに取り組み、誘客や宿泊客増加を目指す。

ロゴは、次期第63回式年遷宮にちなみ、社殿のイメージと漢数字の「六三」を組み合わせたデザインで、東京都の広告会社のデザイナーが手掛けた。ポスターは6種類制作し、県内外の近鉄主要駅やJR伊勢市駅、地元の観光案内所などに掲示しPRする。

橋爪志摩市長は「伊勢志摩地域は、古くから神宮との深い関わりのもと観光地として成長してきた。遷宮を控え、さらに発展する重要な機会と捉え取り組みたい」と話した。

【クイズラリーや特産品販売のブースが並ぶキックオフイベント=伊勢市のおかげ横丁で】

また、近くのおかげ横丁では、キックオフイベントが開かれ、伊勢志摩地域の特産品の販売や、宿泊券などが当たるクイズ形式のデジタルスタンプラリーなどで観光客にアピールした。イベントは9日も開催される。