伊勢新聞

看護の道へ新たな一歩 伊勢地区医師会准看護学校卒業式

【伊勢】三重県伊勢市勢田町の伊勢地区医師会准看護学校で6日、卒業式があり、10―50代の18人が、看護の道へ新たな一歩を踏み出した。

白衣に身を包んだ卒業生のほか、在校生、地域の医療関係者ら約60人が出席。井戸政佳校長は、代表の奥野綾さん(46)に卒業証書を手渡した後、「医療の世界は厳しいが、周りのさまざまな職種の人をよく見て、自分なりの看護師のスタイルを築き上げてほしい」とはなむけの言葉を述べた。

卒業生は皆、社会人経験があり、仕事や子育てをしながら二年間学んできた。代表として答辞に立った金丸朋子さん(50)は、授業や実習での経験や思い出を振り返り「目標に向かい、切磋琢磨(せっさたくま)しながら頑張ることができたのは仲間がいたから。これからも共に励まし合い成長していきたい」と決意を述べた。

同校は、県内唯一の准看護学校。学生の多くが、働きながら2年で資格取得を目指す。卒業生たちは、准看護師試験の結果発表を経て、市内外の医療機関に勤務する。
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