新小1の事故防止へ 三重県内4団体、県に交通安全教材贈呈

【稲垣会長(3列目右から3人目)らから交通安全教材を受け取った園児ら=津市垂水で】

三重県交通安全協会など県内の交通に関する4団体は6日、交通安全教材1万3450冊を県に贈呈した。県は小学校を通じ、4月から小学校に通う県内の新1年生全員に教材を配る。

協会によると、協会は新入学児童の交通事故を防ぐため、平成22年から毎年、教材を贈っている。教材は協会が作成し、交通ルールや自転車の安全な乗り方などを学ぶことができる。

この日、津市垂水の県交通安全研修センターで贈呈式があり、協会の稲垣清文会長が「小学生になると1人で出かけることが多くなる。交通事故に気をつけて」とあいさつ。県自動車会議所の瀬古一明専務理事がふたば幼稚園(津市白塚町)の園児に教材を手渡した。

また、園児らは日本自動車販売協会連合会県支部の岩井純朗支部長と県軽自動車協会の磯田雅伸会長から、ランドセルなどに取り付けるための反射材も受け取った。

【手を上げて横断歩道を渡る練習をする園児=津市垂水で】

その後、新1年生となる園児に向けた交通安全教室があり、園児らは県交通安全研修センターの職員から指導を受け、安全に道路や踏切を渡る方法や道路標識の意味などを学んだ。