【鈴鹿】三重県の鈴鹿市は令和7年度から市立幼稚園と小中学校の給食費を値上げする方針を示した。5日の同市議会2月定例議会で、高橋さつき議員(日本共産党)の質問に答えた。
7年ぶりの改定となり、4月から幼稚園と小学校は現在の月4200円から600円増額の4800円、中学校は現在の4750円から650円増額の5400円になる。
伊川歩教育次長は「学校給食の運営状況や市の財政に鑑み、令和7年度の学校給食費の据え置きは難しく、食材調達費は学校給食費として児童・生徒の保護者の負担とさせていただく」と答弁した。
市教委によると、物価上昇により令和5、6年度は食材調達費が給食費を上回り、公費負担してきたが、市学校給食費検討会議や庁内で検討を重ねてきた結果、食材調達費は保護者が負担するという原則に則り、「増額改定の必要がある」と判断したという。
この日はほかに、松葉谷光由(新緑風会)、石田秀三(日本共産党)、矢田真佐美(無所属)、船間涼子(公明党)の4議員が一般質問した。