
【尾鷲】三重県の熊野地域3カ所でダンス教室を展開する「PHATダンススタジオ」は1日、尾鷲市瀬木山町の市民文化会館で発表会を開いた。受講生らは軽快なダンスを披露し、観客を魅了した。
日ごろの練習の成果を披露しようと、尾鷲と熊野、新宮の3教室合同発表会を毎年開き、今年で15回目。初の市内開催といい、尾鷲教室の受講生を中心に4歳―大人の約80人が出演した。
各教室のクラス別にステージに上がり、曲の雰囲気に合わせて変化する照明の下で、児童らの伸び伸びとした踊りや、大人の切れのある個人技が展開され、観客からは拍手や歓声が上がった。
9人でK―POPなどを披露した尾鷲教室に通う尾鷲中1年、宮原咲希さん(13)は「週3回練習したので、息はぴったりだったと思う。舞台を広く使い、大きく踊れて楽しかった」と話した。
尾鷲教室は今後、同市朝日町に移転し、本格的なダンススタジオを新設する予定。岩澤宣之代表は「尾鷲は元々ダンス文化のない土地だった。移転を機に、魅力を広げていけたら」と語った。