伊勢新聞

弁当で20人食中毒 伊勢、三重県が営業禁止処分

三重県は3日、伊勢市東豊浜町の弁当店「大文字」の弁当を食べた65歳から92歳までの男女計20人が下痢などの症状を訴えたと発表した。県は同店が提供した弁当が原因の食中毒と断定。同日付で営業禁止処分とした。

県によると、20人は先月24日、寺院の法事で同店の弁当を食べ、同25―26日にかけて発熱や嘔吐などを発症した。入院した人はおらず、全員が快方に向かっている。弁当には刺身や天ぷら、サバの煮付けなどが入っていた。

伊勢市内の医療機関が先月28日、伊勢保健所に「患者に食中毒の症状がある」と連絡したことをきっかけに発覚。調理従事者と患者の便からノロウイルスが検出された。県は衛生管理の改善が確認され次第、営業再開を認める。