卒業記念にヤエザクラ植樹 四日市の神前小6年生 三重

【ヤエザクラを植える児童ら=四日市市寺方町の大日山自然公園で】

【四日市】三重県四日市市曽井町の神前小学校の6年生が2日、卒業記念として地元の大日山自然公園(同市寺方町)内に、ヤエザクラ2本を植樹した。ヤエザクラの花言葉は「豊かな教養」。

公園の管理をする「神前里山を守る会」が主体となって、平成7年度から卒業記念の植樹を続けている。

6年生の児童のうち25人が参加。事前に掘ってあった穴に2メートルほどの成木を入れ、土壌改良材を混ぜた真砂土(まさつち)をかぶせた。

参加した児童には「卒業記念植樹」と入ったホイッスルとライトが付いたボールペンが1本ずつ贈られ、公園内の窯で焼いたピザと豚汁が振る舞われた。6年生は19日に卒業する。

中西琴音さん(12)は「思っていたより大きな木でびっくりした。いつか花が咲いたら、また見に来たい。中学に入ったら、今よりもっと勉強を頑張る」と話した。

守る会の加藤貞幸会長(76)は「地域の子どもたちには、これからたくさんのことを学び経験していってほしい。時々、公園にも足を運んでほしい」と話していた。